奈良時代を知ることができる博物館

奈良県には、美術館、博物館、宝物館、資料館、記念館、企業博物館など、多くのジャンルを紹介した数多くのミュージアムが点在しています。

奈良県のホームページでは、奈良県内にあるミュージアム情報を集めたポータルサイトが開設されているほどです。

また、奈良県には、奈良時代に都がおかれた平城京と、それにまつわる歴史的な価値がある展示物を有する博物館や遺構、遺跡も数多くあります。

ここでは、奈良県のホームページでも紹介されている博物館の中でも、平城京がおかれていた奈良時代に関したものを紹介します。

奈良時代の都、平城京がわかる資料館

奈良県佐紀町にある「奈良文化財研究 平城京跡資料館」は、その名前のとおり、奈良時代の平城京跡のことがわかる博物館で、1960年代から行われてきた平城京の調査をもとに、さまざまな資料がわかりやすく展示されています。

平城京の歴史や発掘調査の過程を紹介したガイダンスコーナーから、平城京跡にあった役人や、天皇や貴族が暮らしていた宮殿を再現したコーナー、発掘調査で出土した遺物などが、常設展示され、年に数回の企画展が開催されています。

また、仏教美術を中心とした文化財を展示する奈良国立博物館は、博物館の建物も重要文化財に指定され、奈良公園の一角にあります。

中国大陸や朝鮮半島との仏教の関わりが強かった奈良時代の歴史的な特徴を示しているさまざまな美術品が数多く展示され、毎年秋には正倉院展が開催されています。

奈良時代の仏教美術に触れられる博物館

奈良時代の仏教美術にまつわる絵画や仏像を見学する王道といえる博物館には、興福寺国宝館が挙げられ、展示されているほとんどの物が国宝や重要文化財に指定されています。

また、仏像や東大寺に所蔵された宝物が展示される東大寺ミュージアムには、ギャラリーショップやカフェなども併設され、大仏殿との共通入館券なども利用できます。

百済観音や玉虫厨子など日本史の教科書に掲載された宝物がある法隆寺大宝蔵殿も、飛鳥時代から奈良時代にかけての歴史を知ることができる博物館のひとつとなっています。

奈良時代に触れられる博物館が多くある奈良県

平城京に都が置かれた奈良県には、飛鳥時代から奈良時代、そして平安時代から現代に至る仏教美術に関する絵画や仏像が数多く残され、数多くの博物館で展示されています。

修学旅行で訪れた方も多い奈良公園周辺には、奈良国立博物館、東大寺、興福寺、春日大社などがあり、奈良時代を身近に感じられる環境が整っています。

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